人間の寿命を100年と考えたとき、その人生の間ずっと体内のなかで細胞は働き続けています。
われわれが今呼吸をしているのも血液中のヘモグロビンが酸素を運んでいるからであり、これは一生働き続ける細胞といえます。
男性と女性のホルモン
人間には男性と女性という2つの性があるわけですが、この性はどこで決まるのでしょうか。もっとも明らかとなるのが女性は女性ホルモンの分泌量が非常に多いということです。
男性ホルモンは男性という性を決定づけるほか、筋肉にも作用をするホルモンです。
そこでここでは女性特有・美容にも関係する女性ホルモンをピックアップして見ます。
女性ホルモンの代表格である、エストロゲンには、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類があり、それぞれ違いがあります。今回は、美容健康に関係が強い、エストラジオールについて見ていきましょう。
エストラジオールとはエストロゲンの一種
まずネット検索でこのホルモン名を調べると、必ず上位に「健康・美容」というキーワードもヒットをします。理由としては、女性ホルモンの分泌量が減ると、必然的に女性特有の美容に関するお悩みが生まれるからです。
たとえばシミやソバカスが増えたと悩まれる方、薄毛になってきている・肌にハリも艶もないというのは、おもに40代以降の女性が抱える問題です。
エストラジオールが減少すると?
なぜこのような現象が発生するのでしょうか?
それはエストラジオールの分泌量が大幅に減少しているからです。
エストラジオールは、女性ホルモンを司るもので、中枢神経から血液のなかで分泌をするようにと命令が下されています。10歳の初潮を迎える年代から発生をしはじめ、24歳前後でピークに達するのがポイントです。
このときを100パーセントとすると、10歳なら2パーセントとなります。30歳を過ぎると少しずつ分量は低下をしていき、45歳から50歳の閉経時は10パーセント以下になります。
健康・美容の面でみると、更年期障害という体調変化を感じる方が大半です。
頭痛・めまいや身体の火照りという現象となり、なかには精神面にも大きく作用をされる方もいるほどです。美容ではムダ毛が濃くなった、頭髪がよく抜けるという変化もあらわれます。
エストロゲンを外部から摂り入れる
これらの問題に対して昨今では、婦人科などでホルモン注射をされるケースもあるわけです。
その注射で使用されるのが人工的に生成をしたエストラジオールで、0.5mlほどを注射します。なかには点滴で対応をされるケースもあり、血液中に直接含ませてエストラジオールと同様の効果を得ることが可能です。
その他にも、食べ物、健康食品、サプリメント、薬などなど幅広く展開されています。
エストラジオールは女性ホルモンの代名詞であり、女性特有の健康・美容問題に非常に深く関わりをもっている成分なのです。