生プラセンタって何?美容とどう関係があるの?

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美容クリームなどの化粧品の広告を見ると、「生プラセンタ」という文字を目にすることが多々あります。「プラセンタは高い美容効果を発揮するもの?」などとなんとなく思っている方も多いと思いますが、その主成分について詳しく知らないという人も少なくないのでは?

一体「生プラセンタ」とは何のことを指しており、どんな効果に期待ができるのか?
ここで詳しく見ていくことにしましょう。

プラセンタには2種類がある

まずプラセンタとは、大きく分けて2つの種類に分類することが可能です。1つは植物由来性となっており、おもにカモミール・ローズマリーといったハーブ系の植物を蒸留してエキスを抽出します。

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もう1つは動物由来性で、こちらは豚の胎盤を使用したものです。一般的に「生プラセンタ」と呼ばれるものは、後者の豚の胎盤を加工したものを指しています。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

植物性由来のプラセンタ

植物由来性の場合はシミ・ソバカスといった色素沈着に対して高い効能があり、一種の生薬漢方と見ることができるでしょう。植物由来の場合は一度乾燥させてから蒸留をしているため、無添加であっても製造から約3年間は状態保存をすることが可能です。

生プラセンタの特徴

植物性由来のプラセンタとは反対に、生プラセンタは一度開封をすると、その段階から主成分が空気に触れるため状態が劣化をしていきます。開封後は長くても1ヶ月から2ヶ月程度で、美容液等を使い切ることをメーカーでは推奨されています。

人間の胎盤からとれるエキス

本来であれば人間の胎盤を使用するのがもっとも効果的ですが、それを確保するには数が限られているため化粧品の単価が非常に高額になってしまいます。限りなく人間の胎盤と同等で安全に製造できるものとして着目されたのが、豚であったわけです。

アンチエイジング効果

日本では2004年に農林水産省が正式に胎盤を用いた化粧品の製造を承認しており、計50項目の検査をクリアした商品のみが市場に流通をしています。

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生プラセンタで得られる美容効果としてもっとも注目されていることが、アンチエイジングです。人間は年齢を重ねるごとに肌から潤いがなくなり、シワができやすくなります。

女性だと35歳をピークにして皮下脂肪が少なくなり、水分を蓄えにくくなります。しかし生プラセンタを皮膚から浸透させることで皮下脂肪に栄養を与えられ、細胞分裂を活性化させることが可能です。

胎盤には高濃度のプラセンタの元であるアミノ酸が含まれていることから得られる効果ということです。

どうでしょう?化粧品などに「生プラセンタ」とうたい文句がある時などは、参考にして見てくださいね。

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