われわれ人間が生きるうえで欠かせない活動、それは体内細胞の活性化です。生きているということは全身の細胞が活性化を常に進めており、一種の細胞分裂という言葉で表現をされてる現象となります。
男性ホルモン・女性ホルモン
人間の場合、男性と女性のふたつの性があり、男性ホルモン・女性ホルモンの分量の多さで性別は決まるのが基本です。
ここでは、後者の女性ホルモンの働きと関連するものについて、簡単に解説をしていきましょう。インターネットで「女性ホルモン」とキーワードをしぼって検索をした際、「エストロゲン」や「プロゲステロン」という言葉も一緒に出てくるのを見たことがあるでしょう。
エストロゲンって何?
エストロゲンって何のことだろうか?とわからない方も多いでしょうが、このエストロゲンとは美容作用を用いるホルモンで、男性にも女性にも備わっているものです。
中枢神経系と結びついているのがポイントで、年齢を重ねると少しずつ分泌量が低下するのが特徴です。このエストロゲンとプロゲステロンという二つの成分の働きを、作用・美容・加齢の観点から詳しく見ていきます。
まず先述したエストロゲンは、肌の細胞分裂を促しているのもポイントにひとつになるものです。
ターンオーバーに影響
人間は毎日約0.01ミリ単位で古い角質層が剥がれていますが、その下には新しい皮膚が待機をしているわけです。そのはがれる作用を持っているのもエストロゲンのポイントになります。
肌のターンオーバーについて詳しくはこちら
美容を語るうえで切っても切り離せないものがシミで、40代以上になると顔や腕にもシミは出来てきます。これがエストロゲンが少なくなっている証で、新しい皮膚が誕生しにくくなっているとわかるわけです。
プロゲステロンって何?
次にプロゲステロンって?何のことかというと、ミトコンドリアに由来をするホルモンです。こちらも女性ホルモンで、おもに女性の体調面の調整に活用をされます。女性は10歳ごろに初潮を迎え、50歳前後で閉経となります。
妊娠に影響を与えるホルモン
いわばプロゲステロンは妊娠を促せる身体へと導くホルモンで、男性だと約2パーセントほどの分泌量しかありません。もっともプロゲステロンが多くなるのが26歳ごろであり、この年齢が妊娠をしやすい時期とも捉えられます。
その後30歳から少しずつ分泌量が減っていいき、40歳では26歳ごろよりも約60パーセント以下となるわけです。
なお、プロゲステロンを美容の観点からみると、分泌量が多い方ほど、腕や足の毛量が少ないのがポイントです。そのため、年齢を重ねるごとにムダ毛が濃くなっていると実感される方が多く、ホルモン注射をして薄くすることもできます。