コミュニケーションと健康には因果関係があることが近年の研究では分かって来ており、身近な人間同士に限らずに見知らぬ人とのコミュニケーションが果たす健康効果が注目されております。
特別なことではなく挨拶や会話の効果だけでも刺激になり、脳の活性化やホルモンのバランスが良くなるなどの内部的な反応を示すことが分かって来ています。
人同士のつながり
社会に参加することは人同士の繋がりを持ち、学校や会社に所属することと言っても過言ではありません。単独の人間が2人以上集まり集団化すればルールが発生して、相性や役割が自然と生まれるものです。
社会の最小集団単位はよく「家族」と言われますが、もちろんそれはそれとして、インターネットやSNSの普及で多様化したコミュニティに属する人が増えて来ています。
居心地のいいコミュニティに属して、そこでのコミュニケーションが生きがいや、美容や健康につながるという考え方です。
社会でのメリット・デメリット
会社や何らかの事業を行う組織でのコミュニケーションは、情報交換やスキルアップ、仕事の対価として現金収入を得るなど社会生活を送る上で欠かせない糧を得ることをメリットとして考えます。
反対に人が集まるところでは軋轢やストレスが発生して、体調を崩すような出来事が起こってしまうことがデメリットになることもあります。社会生活を送ることは常にメリットとデメリットが表裏一体になることも多いでしょう。
また、利害関係だけでなく、それらを超えた仲間や、高い目的意識、楽しさなどが付加価値として存在するコミュニティもあり、ルールやモラルを順守しながら支え合う、それに属する喜びを感じることが大切になります。
対人関係とストレス
社会生活は対人関係を円滑に行い、ストレスと上手に付き合ってゆくことが重要です。
現在分かっていることは会話や人付き合いが脳の活性化や生きがいに結び付くことと、大きなストレスを抱えてしまうことはホルモンバランスの低下や免疫力の下降などを引き起こしてしまうということになります。
自分自身で客観的に現在の社会生活を見直してゆき、過剰なストレスを感じる部分は改善してゆくことが大切です。
自分一人で抱え込まない
社会生活を送ることは常に多かれ少なかれストレスを感じることだと言うのは特別なことではなく、むしろ普通です。「若い頃は先輩に疲れ長じて同輩に疲れ老いては後輩に疲れる」という格言があるぐらいです。
だからストレスを感じたら思い悩まずに、自分一人では抱えないことも大切になります。
コミュニケーションと心の健康はバランスの中で成り立ちます。ストレスを感じたら、得られるメリットとのバランスをよく考え、自分を大切にしつつ、他人を受け入れる必要があります。もちろん、我慢し過ぎてはいけないません。
自分に合わないコミュニケーションをとり続けると、ストレスが常態となり慢性化します。そうなるとどんどん身体にも影響が出てきます。
良いコミュニティで良いコミュニケーションを
コミュニケーションが与える健康や美容への影響は意外と大きいものです。仕事とプライベート、趣味など割り切りは人それぞれです。
心の健康と、得られる対価（お金だけでなく）とのバランスをよく考えて、良いコミュニティを見つけましょう。
